2024年賀状作りの話
年賀状作りにあたって…
こんにちは、デザイナーの小田です。
実は毎年1月に書いている「年賀状作りの裏話」も3回目になりました。
今年度は環境、SDGsへの配慮、デジタル化推進の流れなどから年賀状自体を用意するのか?という話がありしばらく保留となっていました。今年は制作しないのかなーと思っておりましたが、なんとか存続することができました。
個人的には、年賀状を送り合うという風習が好きなので少しホッとしました。
▼前回の年賀状作りの裏話はこちら
辰=龍を描くこと
さて、今年はそんなこともあったので「年賀状いるのかわからないけれど急に言われても対応できるように龍を描く練習だけしておこう」と思い、十二支の第5番目「辰」=龍を調べたり描いたりしてスタンバイしておりました。
龍って描くのがほんとうに難しいです。
気を抜くと蛇になるし、わたしの画風も相まって全然かっこいい龍にならない。
そもそも架空の動物だから正しい見本がわからない。
「長くて、ツノがあって、トカゲみたいな手があって、ライオンみたいに立髪あって、牙があって、空飛ぶ、緑色バーションが多い…」
私としてはラーメンの器、ドラゴンボールの神龍(シェンロン)、マンガ日本昔話のオープニングの映像が馴染み深いです。西洋だとドラゴン、中国だと獅子舞みたいなビビットな色合いの龍とかありますよね。調べて描いてるうちに、「面白い!思ったよりかわいい!」という気持ちが高まってきました。
投票制でデザイン決定!
そうして12月後半に年賀状存続が決定した頃には、イラストも完成。
いくつか選択肢があった方が良いかな?と一度ボツにしたイラストも入れて、3種類から投票してもらうことにしたところ
…なんとボツにしたイラストが採用となりました!
なにが起こるかわからないものです…。
わたしのイチオシデザイン
一押しだったデザイン。顔がアンカーのロゴの形になっている。
メジャーをイメージ
アンカーの必需品メジャーが龍になっているメジャー龍(そのまま)
採用されたデザイン
富士山がアンカーのロゴになっているデザイン。こちらが採用になりました。
辰は縁起の良い干支と言われていて、「物事を上昇させ、いい方向へ導いてくれる力がある」とのこと。アンカーも辰のように、色んなイベントをより良いものへと引っ張っていけるような頼もしい存在になれると良いなと思っています!