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事前準備はどうする?除幕式の始め方

事前準備はどうする?除幕式の始め方

みなさま、こんにちは。

アンカーのコラムの中で様々な式典のやり方をご紹介してきましたが

ついに式典コラムシリーズ最後の刺客「除幕式」のやり方についてご説明いたします。

 

本番の立ち位置や、紐を引くなどの基本的な動きは、くす玉開花(くす玉の中から垂れ幕・リボン・紙吹雪が出てくる式典)とほとんど一緒なので、こちらのくす玉のコラムを読んで頂ければと思います。

 

 

今回のコラムでは、除幕式を行うには何をどう準備すれば良いのか?をご説明したいと思います。

 

そもそも除幕式(じょまくしき)とは?

銅像・記念碑などが完成した際に行うことが多く、完成品を布で隠して、掛けてある幕を取り除いて世の中に初お披露目をする式典です。

 

除幕式の準備は何から始まる?▶︎▶︎▶︎まずは対象物の確認!

「除幕式をやりたいのですが…」という相談が来た場合、まずは対象物を確認するところから始まります。

対象物が「物」の場合は、芸術作品であったり石碑であることがほとんどですが

注意しなければならないのは対象物の【サイズ】【表面の質感】【形状】です。

この3つをしっかりと確認して、除幕の方法や布の仕様を考えます。

 

 

「サイズ」を意識して除幕式の布を作る

まずは除幕式の布ですが、弊社はサテン生地で作ります。

ツルツルとしていて除幕の際の滑りが良く、適度な光沢があるので見た目が綺麗です。

 

そして、対象物の【サイズ】に合わせて布を作るのですが、除幕用の布は対象物の1.5倍くらいの大きさで作ることが多いです。

これは上からバサッと布を掛けたときにズレ落ちることのないサイズであり、引っ張ったときにスムーズに除幕できるサイズだからです。

 

そして、対象物に布をかけた状態で正面から見て中心よりも少し上の位置に布と同色の紐で輪を縫い付けます。

この輪は、曳綱(ひきづな)と紅白花リボンを取り付ける箇所になります。

 

 

ほとんどの除幕式はこの方法で対応が可能ですが、注意が必要なのは【表面の質感】と【形状】が特殊な場合です。

 

「表面の質感」が特殊な場合

【表面の質感】がザラザラしていると先ほどの布サイズでは除幕がうまくいかない場合があります。

それは、ザラザラの抵抗が強すぎて布が引っ掛かってしまい、紐を引いてもうまく布が落ちてこないからです。

こういった場合は、布を小さめに作り、対象物全体に被せず上部・正面・側面が隠れる程度にします。そしてスタッフが落ちる寸前の状態の除幕布を裏側から紐等で引っ張り支えます。除幕の瞬間にスタッフがその手を離すことで、除幕を成立させることができます

 

私が過去にこの方法で除幕したのはとある博物館の芸術作品のお披露目会。表面が錆加工された作品でした。

高さが5mくらいあったので、リハーサルのたびに脚立にのぼって布をつけなおしたのを覚えています。

 

「形状」が特殊な場合

例えば一番上にトゲが沢山あるような形のもの、あるいは、「この広い風景をお披露目したい!」といった場合などは前述の除幕方法では対応できません。こういった時は少し大掛かりな施工が必要となります。

 

例えば、イベントのブースやゲートを施工する時によく使用する構造体骨組の一種のアルミトラスで枠を組み、そのアルミトラスの前面に布を設置し、除幕を行います。

隠したい対象物のサイズが小さければ、トラスにテープで幕を固定できるのですが、対象物=風景の場合は布が大きくなるため、布自体が重くなりテープだけでは固定できなくなります。その場合はアルミトラスと布を電磁石の仕掛けで固定し、除幕の瞬間に電気をOFFにして磁力を無くして除幕する方法で行うこともあります。

(この場合は電気をOFFにするタイミングに合わせて紐を引いても良いですし、ダミースイッチを押してもらってもいいですね!)

 

 

失敗できない除幕式!ぜひアンカーにお任せください!

みなさま、いかがでしょうか?除幕式って簡単そうで奥が深いでしょう??

除幕式をご検討の際は、ぜひアンカーにご相談ください。

対象物の確認から、式の台本作成・布作成・施工プラン・当日運営までワンストップで対応させていただきます!

 

この記事を書いた人

齋藤 傑

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