コラム

広がる防災DXの取り組み

広がる防災DXの取り組み

とある日の夜、何気なくテレビを見ていると、八千代市消防本部がウェアラブルクラウドカメラを試験導入し、災害対策を強化(※1)というニュースが飛び込んできました。先般、東京消防庁の救急救命現場DX(Live119)のご紹介をさせて頂きましたが、消防防災現場に本格的に初導入されたこの防災DXも凄いなぁ〜と感銘を受けました。

 

災害現場のリアルな情報をキャッチ

今までの災害現場は、その現場の指揮長等の判断によって、現場の適正な状況判断と様々なノウハウのもとに指揮対応されてきましたが、このDXは、災害現場の隊員の胸元に活動の支障にならない高性能カメラを携帯し、活動状況のリアルな映像や音声をライブ視聴し、そこに現場指揮長等の見解を加え、そうして得た現場の情報を所轄消防本部のプロ達が共有し、よりスピーディー、安全に正しい現場指揮対応ができるという画期的なDXです。本当に素晴らしい防災DXだと思いました。

 

様々な機関が連携

複数の消防防災のプロ達の最善な見解共有と対応判断もでき、且つ二次災害と懸念される救助隊員の安全をも確保することができます。その場の災害状況を最速に正しく鎮圧する、要救助者を最速で発見し正しく救助する、救助した方をその場で適正な救命処置をする、その救助者をより安静な状態でスピーディーに最寄りの医療機関に運ぶ、そして救助者家族に正しい情報を共有する。一貫したこのDXが必要不可欠な時代がすぐそこまで来ています。

 

■防災DXをテーマにした訓練実績はこちら

 

おわりに

現場の可視化が防災DXのコンセプトで、人命の生存率アップにも直結する素晴らしいシステムですね!一人の見解・判断より多数のプロ目線でより最善に安全な防災現場の対応を可能にする防災DX・・・防災現場だけではなく、現場という仕事場を持つさまざまな他業界でも今後普及されると感じました。 弊社イベント現場の進捗安全管理にも取り入れてみたいなぁ〜ととても勉強になりました! そして、各業界◯◯◯ミス・・・という事案例が無くなってくれることを願います。

関東大震災から100年、東日本大震災から12年、いよいよ防災DX全盛期の到来です!

目から鱗のニュースでご紹介させていただきました。

 

(※1)引用元:セーフィー株式会社

 

 

 

この記事を書いた人

堀 裕

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