ほめる達人になりませんか?
身の回りの人、ほめていますか?
突然ですが皆さん、普段から身の回りの人をほめていますか?
コロナ禍以降、ストレスを抱える人が増えたことにより、改めて「ほめる」ということが注目されているそうです。
ほめられて嫌な気持ちになる人っていないですよね。「いえいえ、そんなことないです〜」と謙遜しながらがも、笑みがこぼれたりします。
私が子供の頃どうだったろう?お手伝いをした時、夏休みや冬休みの工作づくりを頑張った時など、お父さん、お母さんや周囲のひとからほめてもらったことがあったなーと思い出します。 子供は出来ないことが多い分、成長が見られるたびに自然とほめることができます。親が子供をほめる、先生が生徒をほめるというのは、そう難しいことではないですよね。
では、大人になるとどうでしょうか?友達をほめる、同僚をほめる、親、兄弟をほめる・・・なんとなく照れくさいなという思いから、中々ほめるということをしていない人が多いかもしれません。
ほめるという行為は、ほめられた人が嬉しくなったり、良い気持ちになるだけではなく、実は自分自身にも良い影響がかえってくるのです。
ほめ上手な人の共通点
「ほめると自分にも良い影響があるなんて、思ってもみなかった。」「それなら、周りをどんどんほめたら、自分にどんどん良いことがあるってことだよね。」と気付く方の中には、「でも、どうほめたらいいのかわからない。」「せっかくほめたのに、おべんちゃらを言ってるって思われた。」と言う方もいらっしゃるでしょう。
さりげなく相手をほめることができる人とそうでは無い人とでは何が違うのでしょうか?ほめ上手な人には、ある共通点があります。
【相手をよく見ている 】
ほめ上手な人は、たとえ相手が初対面だったとしてもほめることができます。それは相手に興味関心をもって接っすることによって、その人の良いところを発見することに長けているのです。
日頃から、相手のマイナスな部分よりもプラスな部分を見つける!ということを意識しているとほめるポイントに気づきやすくなります。
【まずほめる 】
普段からほめ言葉を言い慣れていないと、照れくさかったり気恥ずかしく感じるかもしれません。「こんな事私が言っても、うれしくないだろうな。」とか「お世辞で言ってると思われるかも。」なんて考えてしまうと余計にほめることができなくなります。ですが、そんな事を思う必要はありません。ほめられて嫌な気持ちになる人はいませんし、ほめた方が自分にもまわりにも良い影響がかえってくるんですから、まずほめてみましょう。
ほめ上手は人は、躊躇なくほめます。「すごい!」といった短い言葉でもいいんです。
【嘘はいわない 】
ほめることで相手をコントロールしようといった気持ちがある場合は、本当にほめているとは言えません。嘘をつく必要はないですし、大げさに言う必要もないのです。事実に基づいた、相手の良いところ、素敵だなと感じたところを、そのまま相手に伝えてあげましょう。
【見方を変えれば短所も長所に! 】
相手のマイナスな部分よりもプラスな部分を見つける!ということを意識する具体的な方法として、短所(マイナス)を長所(プラス)に変換してみるというのも、ほめ上手な人が心がけているポイントです。
「わがまま→自分の意見をしっかり持っている」「ケチ→節約家」など、一見、短所に思える特徴や性格も、相手に対する見方を変えるだけで長所になり、相手への印象が変わってきます。
ほめるは人のためならず
”ミラーリング”という言葉を聞いたことがあるかと思います。辞書で調べると「好意を抱いている相手と同じ動作をしてしまうこと」と書かれています。相手の表情や動作を無意識のうちに真似てしまう現象のことです。ミラーリングをしているということは、相手に対して「私はあなたに好意を持っています。」というメッセージを無意識のうちに送っているということなのです。
これは、恋愛感情だけのことではなく、人として好意を持っているというのも同じです。好意を持っているという意思表示としてほめるということはとても有効です。ほめらた相手もあなたに好意を抱いてくれます。ミラーリングでほめ返してもらえることもあるかもしれません。そうすると相手とのコミュニケーションが円滑に進みます。
あなたにほめられた相手は、あなたに好意を抱いているので、あなたの良いところを他の人に伝える可能性があります。知らないところで「良い評判」を得ることになります。良い評判は良い評価となりお仕事や人生の大きなチャンスにつながる場合もあります。
あなたが、自分の周りの人をほめ続けると、あなたのまわりの人がどんどんやる気に満ちて、コミュニケーションもよくなり職場や家庭の雰囲気がどんどんよくなります。 そんな職場や家庭にいるあなた自身、とても幸せな気持ちで日々を過ごすことになります。
これが、「ほめるは人のためならず」です。相手を思ってほめたことがまわりまわって自分の幸せとなってかえってくるのです。
おわりに
ほめることはそんなに難しくありません。ほめることが苦手な人はまず相手に感謝を伝えて見てください。「○○してくれてありがとう。」ありがとうも立派なほめ言葉です。
人は誰かの役に立ちたいと思うもの。ありがとうと言われると、自分はその人の役に立つことができたんだ!と嬉しくなります。
気の利いた言葉が思いつかないという人は、一言でもいいんです。前半にお伝えした、ほめ上手な人の共通点のところでも言いましたが、例えば「すごい!」という一言でもいいんです。まず、「すごい!」と言ってしまって、その理由はあとから付け足しましょう。
ほめることを実践するうえで、まず皆さんにやって欲しいことは、自分を肯定することです。自分を肯定できない人は相手も肯定しにくいですよね。自分のよいところを見つけて自分自信をほめるところから初めてもよいかもしれません。
※株式会社ヤマチコーポレーションは、一般社団法人 日本ほめる達人協会(ほめ達)の札幌支部を運営しています。
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