【防災訓練】被災地で学んだこと
皆さん、こんにちは。東京営業部の堀です。
気がつけばもう2022年も終わりに近いづいてきました。私の防災訓練コラムも久々のご紹介となります。
前回の防災訓練コラムでは、「防災知識・認識の訓練で学ぶべき内容は?」(普通の勉強も大切だけど、命を守る勉強はもっと大切!)・・・という内容のお話をさせていただきました。
▼前回の記事(防災訓練コラムvol.4)はこちら
全国を飛び回った、防災訓練の一年
お話に入る前に、2022年はお陰様で全国各地の防災関連機関様より数多くの事業・大会・訓練等の業務のご依頼をいただき、係わらせていただきました。この場をお借りしてご用命くださいました皆様に厚く御礼申し上げるとともに、私も多くの学びと貴重な経験を積上げることができました。ありがとうございます。
印象深い案件は、1月群馬県高崎市で開催された「第30回全国救急隊員シンポジウム」、6月横浜市で開催された「アジア消防長会議(IFCAA)」、9月東京都立川市で開催された「第50回全国消防救助技術大会」、10月東京都品川区で開催された「令和4年度 東京都総合防災訓練」、同じく兵庫県神戸市で開催された「第7回 防災推進国民大会2022in兵庫」、同じく青森県青森市で開催された「緊急消防援助隊合同訓練」、同じく千葉県市原市で開催された「第29回全国消防操法大会」、11月高知県南国市で開催された「大規模津波防災総合訓練」等です。
(※最下部に参照URL記載)
近年の防災訓練〜防災DX〜
各案件のほとんどが「ハイブリッド型開催」で、特に訓練関係は時代のトレンド「防災DX」への取組みを示唆する各種最新技術を駆使した訓練運営であったことがとても印象的です。この流れは今後益々進化し、「最新技術によって災害から国民を守る術」が全国的に広がっていくと実感しました。 また、各行事に対する弊社の係わり方もだいぶ変わりまして、「コンサルティング業務」のウェイトが増えてきたと感じます。 要は発注者様が期待する「どうやってこの事業をより良い実りのある事業にしていくか」を発注者様と共に知恵を絞って具現化していく業務が多くなってきています。お陰様で実績や経験値だけは人一倍あり知恵の引き出しも沢山あるので皆様に喜んで頂けたのでは・・・と思います。
被災地で自ら実感したこと
それでは本題に入るとして、防災コラムVol.5では前回でも少し触れた「普通の勉強も大切だけど、命を守る勉強はもっと大切!」ということを私自身実感したエピソードがあるのでご紹介します。
東日本大震災後、業務柄東北エリアの被災地によく伺うことがあります。今年は青森から福島まで太平洋沿岸を車で移動し、各地の復興状況を自分の目で確認したりもしました。またつい先日、岩手県宮古市に伺う機会があり、当時の震災の状況を現地の方に詳しくお聞きすることができ、宮古市の震災を振り返るのと同時に、目と肌で震災を感じ、未来へ向けた地域の復興対策を学ぶことができました。宮古市では今でも毎日のように、震災で倒壊した旧防潮堤や新設された防潮堤の上での「語り部」も行われております。
震災から11年が経ちますが、「命を守る勉強」の一環として、旅行や観光とセットでもいいから、実際に「被災地に出向き多くのことを感じる」ことが重要な「学びの入口」だと改めて自分自身現地で感じる機会が多々ありました。感じることは人それぞれですが、災害の恐ろしさや現実感を目と肌で感じることは、被災地に出向く以外得られない経験ですし、災害から自分を守る自己防衛に真剣に取り組むチャンスだと思います。被災地では年々街が整備されつつあり、街巡りをすると各所に震災に関する情報が図や看板等に詳しく明記されています。(本当に自然災害の恐ろしさを身にしみて感じることができます)そして、「想像を絶する震災知見を学ぶのと同時に、その地の歴史や文化等にも触れる」ことができるのでとてもお薦めです。
私も近いうちに家族全員で東日本大震災の被災地に出向き、震災に触れ合いながら「家族の絆を深める旅」をしたいなぁと願っております。
世知辛い情勢が未だに続いておりますが、皆様にとってより良い2023年になることを心よりお祈りいたします。
本年もご愛顧賜りありがとうございました。
▼今年携わらせて頂いた複数の案件の中から、特に印象深い案件を一部ご紹介させていただきます。
案件名をクリックすると、参考HP・動画・資料をご覧いただけます。