奥深い業界用語の世界
イベント業界には独特の業界用語がある?
みなさま、こんにちは。
プランニング部齋藤です。
全ての業界に業界用語と呼ばれる、一般の人には伝わらない用語があると思いますが、イベント業界も例外ではありません。
私が思うに、イベント業界の用語はテレビ業界と舞台業界用語が混ざったような印象です。
勿論、会社や個人によっても少し違いはありますが、
私の知るイベント業界用語を、代表的なものに絞って少しご紹介したいと思います。
代表的なイベント業界の用語
【てっぺん=深夜0時】
時計の針がすべて上を向くからなのか、深夜0時を「てっぺん」と呼びます。
「今日の設営はてっぺんスタート」「企画書を書いていたら気づけばてっぺん回っていた」みたいな感じで使われます。
テレビ業界から来ている用語のように感じます。
【顎・足・枕=食費・交通費・宿泊費】
どこから来た用語かわかりませんが、ゲストでタレントさんを呼んだ場合、
「ギャラとは別に顎足枕がかかります」みたいな使われ方があります。
【上手(かみて)=ステージ向かって右】
【下手(しもて)=ステージ向かって左】
舞台でもテレビでも使われる用語です。
恐らく、右・左だといった人がステージに向いているか否かによって逆になってしまうのでこの言い回しなのだと思います。
日本的な上座、下座ともかかわりがあり、基本的には上手側に位の高い人が来ることが多いです。
【板付く=ステージ上の所定の位置につく】
これも舞台・テレビともに使われる用語です。
ステージの所定の位置に立った状態で開始することをさします。
「板付きスタート」と言ったりします。
【ハケる=いなくなる、無くする】
ステージ上から人が降壇したり、物を片づけたりするときに使います。
舞台用語から来ているものですが、舞台用語では「物」の場合は「わらう」というのでイベント業界で独自の定着をしたのかもしれません。
※私の周りでは物を片づけるときに「わらう」とは言わないので。
【バミる】
ステージ上の立ち位置や物を置く位置にマークを付けることです。
立ち位置や置き位置が決まっていないと折角、セットした照明がうまく当たりません。
皆さんはいくつご存じでしたか?
最近はお笑い芸人さんがトークの中で業界用語を結構使っているので、
一般の方にも浸透し始めているのではないかと思います。
また思いついたら書きたいと思います!