テープカットマニュアル
こんにちは。プランニング部の岩本です。
以前のコラムで、「記念式典」について書かせて頂きました。
▶︎奥深い記念式典の世界
その中で、「式典界のスピードキング」として紹介したテープカットについて掘り下げてみたいと思います。
テープカットがスピードキングと称される理由
私たちも幾度となく関わらせて頂いている開通式。
道路が完成し、あとは開通を待つだけといった場面でよくとりおこなわれます。またお店や施設が新しくオープンする時や、展示会のオープニングなど様々な場面で行われます。
ファンファーレの音とともに、テープにハサミが入る。場所や人数の制限もあまりなく華やかな演出ができます。そして何と言っても、セッティングが簡単で、コストパフォーマンスも高い。そこがスピードキングと言わしめる理由。
極端に言うと、紅白のテープリポンとそれを支えるポール、そこにつけるお花型のリボンとハサミがあれば準備OK。普段、私たちはセッティングもすべて依頼されることが多いですが、先ほどあげた必要備品だけをレンタルして、お客様がご自分でセッティングして実行する!といった事例もあります。
必要なアイテムは?
前述で、“紅白のテープリポンとそれを支えるポール、そこにつけるお花型のリボンとハサミがあれば準備OK”と記載しましたが、それなりにセレモニーとしての形を整えるのであれば、もう少しアイテムが必要です。
イベントの規模や重要度(メディアの取材が入る、VIPが出席される等)によって変わってきます。
〜標準的なアイテム一式〜
・テープカットポール(本数はカットする人数による)
・ポールリボン(上記のポールにつけるリボン)
・紅白テープリボン(ポールに渡し、実際にカットするリボン)
・テープカットリボン(紅白テープリボンにカットする人数分とりつけるお花型のリボン)
・ハサミ(カットする人数分用意)
・白手袋(カットする人数分+アテンド分用意)
・胸章(来賓は赤、主催は白という場合が多い)
・黒盆(ハサミ、白手袋をセット。胸章をセットする場合も使用)
・赤カーペット(目安としては1人につき1m)
・音響機材(司会者や来賓、主催挨拶、ファンファーレに使用)
・テーブル・白布付き
・看板(祝○○○○開通式 等)
「セッティングが簡単って言ったのに、こんなにアイテムが必要なの?」
これらを一から全部ご自分で準備するとなると大変ですよね。
そんな時は、私たちにご相談ください。
「いつ、どこで、何名の、どのようなセレモニー」という情報を頂ければ、全てご準備致します。
テープカットのルール
〜立ち位置〜
みなさんが、テレビのニュースなどで目にするテープカットですが、テープの前に並んでいる方の立ち位置にも決まりがあります。
中央は主賓!というのは何となく想像がつくかもしれません。
そのあとは地位の高い順に、中央から左→右→左→右・・・というように配置していきます。
最も信用し頼りにしている部下を「右腕」と言いますが、中央の主賓の右腕側に、2番目に地位の高い方が配置される!と覚えるとわかりやすいですね。
■カットする人数が奇数の場合
■カットする人数が偶数の場合
〜セレモニーの流れ〜
スムーズに進行する為には、進行台本がかかせません。
セレモニーの流れの大枠は以下の通りです。
—開会宣言
—主催者挨拶
—来賓祝辞
—祝電披露
—テープカット者名読み上げ&テープ前までの誘導
—白手袋・ハサミの配布
—写真撮影
—テープカット
—閉会宣言
私たちは運営マニュアルや進行台本の制作も行います。
立ち位置の記載、運営スタッフの動き、司会者の原稿等すべてお任せください。
次回は、「式典界のスター」くす玉について書かせていただこうと思います。