頼りにしている仲間のちょっとした、はなし-音響編-
イベントを開催するために必要なすべての商材が札幌市の隣、石狩市に集結する。
そこにアンカーの倉庫があり、その一角に音響に囲まれた彼の作業場がある。
今回は音響のすべてを担う影山のちょっとした、はなし。
愛着のあるマイク
SHURE SM58
SHURE 565SD
この名前きいたことありますか?
音響には欠かせないマイク。
影山の相棒をご紹介。
SHURE SM58
1966年代の発売以来、世界的にロングセラーを続けるモデル。
定番中の定番らしく誰もが使っているマイク。
音質はもちろん耐久性にも優れ、あらゆるシチュエーションで活躍。
ライブなどアクティブな動きにも対応するとっても心強い相棒の一つ。
どんな現場でも使っており使わない日はないそうだ。
代えのきかない唯一無二の存在。
もう一つの相棒
SHURE 565SD
彼が会社に入って最初に手にしたのはSHURE 565SD。
世界的に有名なQUEENのボーカル、フレディ・マーキュリーが
使っていたマイクSHURE 565SD。
1950年代からのロングセラーの1つ。
スイッチがあるマイク。
なぜスイッチがあるのか、、、
フレディがマイクを振り回すときに
ON/OFFをするため
この話は音響マンなら誰でも知っている話だそうで
彼は入社した日の一番最初にこの話を聞いた。
音響人生の第一歩。
そして、このマイクは15年選手だが、今もなお現役だ。
彼の15年以上のキャリアの中に
このマイク2本が心強い相棒になった。
苦い思い出 デジタルミキサーM32
入社して初めて購入した機材。
デジタルミキサーM32。
ライブにもスタジオレコーディングにも対応。
優れたオーディオ・パフォーマンスを実現。
そんなM32の話を聞いた。
「購入した時の興奮は今でも思い出す。そして苦い思い出もある」といいいながら
彼は繊細に静かに慎重に箱から出す。
-この大事な機材にどんな苦い思い出があるのか-
10年前、海外のお客様が参加するイベントがあり
買ったばかりのM32で現場に臨んだ。
期待と不安が入り混じっている中で
緊張しながらのリハーサルは自分の思い通りにいかなかった。
焦った・・気が遠くなったのを覚えている。
複雑な気持ちになった。
自分が選んだ機材がここぞというときに
実力を出しきれない。
何度もリハーサルを重ね
勝負の本番。
なんとかやりきった。。。
そんな苦い思い出のあるM32は、まだまだ現役。
「あの時は焦ったけど、今もこうして現役なんだからありがたいよね」と
彼は繊細に静かに慎重に箱に戻す
今なお大事に機材を扱う彼は長年のキャリアも関係なく
音響という沼を楽しんでいる。
日々のこと
イベントの裏方は楽しいことばかりではないし年齢的にもつらいなってこともある。
そんな時に大事にしているのはコミュニケーションと雰囲気づくり。
自分も楽しくやっていたら、きっとお客様も楽しいと思う!そんなことも
諦めずにつづけていたら15年以上が経った。
好きな機材(相棒たち)でいかに安定して良い音響の会場を
作っていくか、これが成功したときはやっぱりやりがいがある。
この愛着のある相棒(機材)たちに感謝。
最近はコロナ禍でオンラインイベントを取り扱うことが多くなっている。
感染対策も行いながら影山は日々現場で戦っている。
▼YouTube「anker web studio」