【防災訓練】災害に強い新しい国家づくり
自然災害の規模の変化
皆さんこんにちは! 堀です。
前回は「地球温暖化の影響」についてお話ししました。
前回の記事はこちら↓
https://www.anker.jp/2021/08/27/15739/
「地球温暖化の影響が自然災害発生の根源」ということは言うまでもありませんが、日本における戦後から平成までの国家によるインフラは、地球温暖化の影響による災害に耐えうる構造ではないので、これだけ多くの災害に見舞われているということになります。
このまま温暖化現象が続くと、たとえば、今の建築基準外である「風速70M」というスーパー台風が日本に上陸する可能性も十分あると予測されています。(住宅なんかあっという間に吹き飛んでしまいます!)
生活を守る為に今必要なもの
今後は、地球規模で「地球温暖化を抑制する活動」と合わせて「様々な災害に耐えうる新しい国家づくり」、つまり「国家インフラのリノベーション」が急務となるでしょう。とても時間を要することかもしれませんが、国民の人命と財産を守るための最優先課題だと思います。また、欠かせないのが、日本の政治や経済の中枢である東京が大災害に見舞われた際の備えです。今東京が崩壊したら日本は国民の安全な生活や治安を維持できません。
「地方」が地方であることの優位性
デジタル化やテレワークが急速に進化してきている昨今、都市と地方のバランスの再構築、つまり、都市部に集中する人口や機能の分散化、国家インフラリノベーション等、新しい国家づくりをスタートする絶好のチャンスではないでしょうか。
都市リノベーションには膨大な予算と期間が必要となりますが、インフラ機能は新たに地方で創る方が、安価且つ短期間で済みます。
また、巨大災害が発生した場合、都市と地方では人命と財産の被害の差は歴然です。(COVID-19のような感染症の感染拡大も然り)つまり、何をどう考えても、もはや都市にインフラを集中する必要性はまったく無いということです!
新しい国家づくりへの新しい発想の入口はここだと思うんですよね!
少子高齢化が進む中、高齢者は地方で健康に人生100年を謳歌し、子育て世代も地方で安心して子育てができ、経済エリアの分散化によって新たな雇用を生むことで国民格差も緩和される。結果、誰もがストレスフリーで幸せに生活できるから、国民の幸福度はかなり向上しますよね。幸福度が向上すれば、もしかしたら少子化問題をも解決できるかもしれません。
まずは自分の防災意識向上!
このように「防災」という視点で未来を考えると、私のような素人でもどんどん面白いアイデアが湧いてきます。
今後の防災は、東日本大震災やCOVID-19のように、起こってしまった後の対応に手を余すのではなく、大災害が起きても被害を最小限に抑え込む仕組みづくりと対応力が求められているなぁ〜とつくづく感じます。それには、国家インフラのリノベーションだけではなく、「国民の価値観やライフスタイルそのものを変えていく」ことが一番大切なんだなぁ〜と感じます。
そして、私を含めた国民一人ひとりは、備えある生活をとおして、未来に向けて何をどう考え、どう幸せに暮らしていくか・・・を真剣に考え行動するタイミングではないでしょうか。
私がいろいろお手伝いしている各種防災訓練は、災害が起こってしまった後の備えを啓発する行事ですが、理想は、災害が起きてもその影響を受けない新しい国家づくりとその枠組や機能が構築されていること。そこが重要なのだと再認識しております。
引き続き、「防災」に関連する事業をとおして、社会に貢献できる仕事をしていきたいと強く願っております!